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2009.08.02

マイナーヒーリングという優しさ



知っているよ 俺は。
誰も君の事を褒めないだろう。誰も君にお礼は言わないだろう。

けど俺は、知っている。

俺たち古参が忘れていた事を、君は思い出させてくれたんだね。

いや、違うな…。俺たちは元々、知らなかったのかもしれない。
それを君が教えてくれたのかもしれないね。





おれは知っている。

俺がエクソシストにスターダストを食らって死にそうになっているとき、君が影から
マイナーヒーリングを使っていてくれたことを。
戦いに必死で、お礼を言ってる暇は無かったけど、とても嬉しかったよ。

確かに回復量は少ないし、スキルも1で使えるテクニックだよね。

でも俺は、回復量とか、そんなチャチでチープな物よりも、
もっと大切なものを君から貰った気がするんだ。





「やさしさ」っていう名の熱い思いを、俺達は君から貰ったよ…。
例え回復量が少なくとも「この人を生かさなきゃ!」って熱く滾る思いが伝わってきたんだ。

だからこそ、俺は、俺だけ助かって君が死んでしまったことを悔やんでいるんだ。

「なんで…なんで死んじまったんだよ…死ぬときは一緒だって…約束したじゃないか…」
くッ…!俺に…俺にもっと回復魔法スキルと精神力があればッ…!!」

回復魔法スキルなら俺のほうが上なのに、俺は君を守ってやることが出来なかった。
本当なら俺が君を助けなければならなかったんだッ…!

でも、もう君は居ない…。
「ありがとう」も、「ごめんね」も 君に伝えることが出来なくなってしまった…。

「なあ…、俺はどうしたらいいんだ…?
君が死んじまったら、俺のこの"罪" をどうやって償えばいいんだい…」


涙で前が見えなかった…。




そして気がついたら、その場に居た全員が、誰に言われる訳でもなく
心の底から敬礼をしていた。


俺はそれ以来、改心したかのように善行を積んでいる。
以前はマブ教信者だったが、ラル・ファク教に入信し、道行く旅人に
リバイタルをかけ、重たそうな荷物を持つ者にはレイジングを掛けたりもした。

前に、とある旅人から聞かれた事がある。
「あなたの何が、そこまでさせるのですか…?」 とね。


俺は彼にこう言ってやったさ。

「…愚問だな…。
君はマイナーヒーリングを他人に掛けてもらった事はあるか…?」




俺はあの日から、彼のことを考えなかった日は1度も無い。
彼があのとき、そう…あのマイナーヒーリングを掛けてくれたおかげで
今の俺がここに存在しているのだから。




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この記事へのコメント
全米が泣いた 
アカデミー賞受賞
Posted by あや at 2009.08.02 22:14 | 編集
僕達はこの素晴しい思いを
後世に伝えていかないといけない"義務" があるんだ!
Posted by おこげさん at 2009.08.03 19:43 | 編集
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